マシンピラティスは、マットピラティスに比べてより高い効果を実感しやすく、体幹の強化や姿勢改善、柔軟性の向上など幅広いメリットがあります。その中心となるのが、専用の器具(マシン)の存在です。この記事では、マシンピラティスで使用される代表的な器具の種類と特徴、自宅での導入方法や費用の目安、おすすめの家庭用マシンまでをわかりやすく解説します。これからマシンピラティスを始めたい方や、自宅でも取り入れてみたい方はぜひ参考にしてください。
マシンピラティスで使う主な器具の名前と特徴
マシンピラティスで使われる主な器具(マシン)の名前と、それぞれの特徴を以下にまとめます。ピラティスの目的やレベルに応じて使い分けられるのが特徴です。
① リフォーマー(Reformer)
- 最も代表的なマシンピラティス器具
- ベッドのような形状で、可動式のキャリッジ(台)・スプリング(バネ)・ロープ・フットバーを使用
- 寝たまま、座って、立って、など多様な姿勢でトレーニングが可能
- 効果:体幹強化、柔軟性UP、バランス向上
🔰初心者〜上級者まで幅広く対応。チョコザップなどにも設置あり。
② キャデラック(Cadillac)またはトラピーズテーブル
- 大きなフレームが付いたリフォーマーのような器具
- 吊り輪・バー・スプリングなどが多方向に取り付けられ、空中での動きもできる
- 効果:筋力・柔軟性・可動域の向上、リハビリにも◎
天井にぶら下がるような動きが可能で、リフォーマーより動きの自由度が高い。
③ チェア(Wunda Chair, Combo Chair)
- 小型で椅子のような形状
- スプリング付きのペダルで、座る・立つ・踏み込むなど様々なエクササイズが可能
- 効果:下半身・体幹の強化、バランス向上
家庭用マシンとしても人気。スペースをとらず導入しやすい。
④ バレル(Ladder Barrel, Spine Corrector)
- カーブしたバレル状の台と、梯子状のフレームが合体した器具
- 背骨や骨盤の可動域を広げるストレッチ系エクササイズが中心
- 効果:姿勢改善、脊柱の柔軟性向上
猫背改善や腰の柔軟性向上にも効果的。
⑤ トラピーズ(Trapeze)
- キャデラックに似ており、吊るされたバーやハンドルで空中での運動が可能
- よりアクロバティックな動きやサポート付きストレッチに使われる
マシンピラティスは自宅でできる?
はい、マシンピラティスは自宅でも可能です。ただし、導入にはいくつかのポイントや注意点があります。以下で詳しく解説します。
① リフォーマーなどのマシンは家庭用も販売されている
スタジオで使われている本格的なマシン(リフォーマー、チェア、バレルなど)は、最近では家庭向けモデルも登場しています。折りたたみ式や軽量タイプもあり、一般の方でも導入しやすくなっています。
▶ 家庭用リフォーマーの特徴
- 折りたたみ可能なものあり
- スプリング数は少なめ(負荷の幅が限定的)
- 本格機よりコンパクトで軽量
- 価格帯:10万円〜40万円前後
初心者には「ピラティスリフォーマーホームモデル」や「Merrithew SPX®」などが人気です。
② 置き場所の確保が必要
リフォーマーやチェアなどはある程度のスペースが必要です。自宅で導入する際は、以下の点を確認しておきましょう。
必要スペースの目安
- リフォーマー:長さ250cm × 幅70cm以上(動作スペース含む)
- チェア:100cm × 70cm程度
- 折りたたみ可能モデルでも、使用中は広い空間が必要です
③ 正しい使い方を学ぶ必要がある
マシンは「使い方次第で効果が変わる」ため、独学よりもオンラインレッスンや動画教材、認定講師の指導を受けるのがおすすめです。
▶ 自宅でも学べる方法
- YouTubeのピラティス専門チャンネル
- オンラインピラティススクール(月額制のレッスンなど)
- 購入時に動画ガイドがついてくるメーカーもあり
④ コスト面での検討も必要
本格的なマシンは安価とは言えません。費用面では、次のような選択肢があります:
方法 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
マシン購入(新品) | 約10〜40万円 | 長期利用・本格派向け |
マシンレンタル | 月額5,000〜15,000円程度 | 気軽に試したい人に◎ |
マットピラティス併用 | 数千円〜 | 手軽に継続しやすい |
中古市場やレンタルサービスを活用すると初期費用を抑えられます。
マシンピラティスの器具の料金は?
マシンピラティスで使用される主な器具の価格帯は、種類やモデルによって大きく異なります。以下に、主要な器具の価格相場をまとめました。
1. リフォーマー(Reformer)
- 価格帯:約50万円~100万円
- 特徴:最も一般的なピラティスマシンで、全身のトレーニングが可能です。
- 備考:家庭用の折りたたみ式モデルもあり、価格は20万円台からあります。
2. キャデラック(Cadillac)
- 価格帯:約30万円~90万円
- 特徴:リフォーマーにフレームを追加し、より多様なエクササイズが可能です。
- 備考:リフォーマーとキャデラックを組み合わせた「キャフォーマー」は、さらに高価になる傾向があります。
3. チェア(Wunda Chair)
- 価格帯:約15万円~30万円
- 特徴:コンパクトながら多機能で、スペースが限られた場所でも使用しやすいです。
4. バレル(Ladder Barrel)
- 価格帯:約10万円~20万円
- 特徴:背骨や体幹の柔軟性を高めるエクササイズに適しています。
自宅用のマシンピラティスのおすすめは?
自宅でマシンピラティスを始めたい方に向けて、スペースや予算に応じたおすすめの器具をご紹介します。初心者から上級者まで対応できるモデルをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
折りたたみ式リフォーマー
スペースを有効活用したい方には、折りたたみ式のリフォーマーがおすすめです。使用後はコンパクトに収納できるため、限られたスペースでも本格的なトレーニングが可能です。
- MIYABI 折り畳み式リフォーマー レッドオーク材:高品質なレッドオーク材を使用し、耐久性とデザイン性を兼ね備えています。自宅での本格的なトレーニングに最適です。
- 折りたたみ式ピラティスリフォーマー、ガマボディシェイパートレーナー:コストパフォーマンスに優れ、初心者にも扱いやすいモデルです。軽量で移動も簡単です。
ピラティスバレル(スパインコレクター)
姿勢改善や背骨の柔軟性向上を目指す方には、ピラティスバレルがおすすめです。コンパクトで軽量なため、自宅でも手軽に使用できます。
背骨矯正機 くじら型 脊椎矯正器:多機能で体幹強化やストレッチに最適です。取り外し可能な設計で、収納も簡単です。
ピラティス脊椎矯正バレル 円弧背骨矯正機:軽量なEPP素材を使用し、持ち運びやすく、初心者にもおすすめです。
まとめ
マシンピラティスでは、「リフォーマー」や「キャデラック」をはじめとした多機能な器具を使うことで、マットピラティス以上に多様な動きと高い効果を得ることができます。最近では、家庭向けのコンパクトなモデルや折りたたみ式のマシンも登場しており、自宅でも手軽に本格的なトレーニングが可能になってきました。ただし、導入にはスペースや費用、正しい使い方の学習も必要です。無理なく継続できるスタイルを見つけ、自分の体に合ったピラティスライフを取り入れてみましょう。
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